屋根部分までの組み上がって骨組みが出来上がったところで、屋根を葺いたりすき間埋めたりして建物の外装を整える作業が行われました。また、内部についても配線、配管を通したり、床を形成する作業が行われました。
 完成した建物では目立たない箇所ですが、各ハウスメーカーの住宅建築において特徴が現れる工程です。

建方工事4~5(建物の組上げ2)

 こちらの頁では、建方工事の外装を整える作業から建物内部を形成する様子をご紹介します。
 下の図は、私たちの敷地の建方工事が行われた際の1階と2階の様子(布基礎のコンクリート打設されて外壁と耐力壁などが付いている部分が示されています)です。
 「建方工事〇」は各工程で紹介している箇所を示しています。

20210311建方工事2の敷地の図面1F-02
20210311建方工事2の敷地の図面2F-02

建方工事4 外装の残りの取付作業

 この日に建物の見学に行くと、建方工事の前半で残っていた外装の残りの部分の取付け・設置が行われた様子を見ることが出来ました。

建方工事4-1 玄関ドア取付け

 玄関部分にドアが取り付けられました。キズや汚れが付かないように保護されています。型名は「Iinsリプラ(ガラス有りタイプ)」、色はシャイングレーです。外壁の周りは処理されていないのですき間が空いています。
 玄関ドアは内部へ住宅部材を運び入れる際に傷つかないように養生してあります。

20210310建方工事5-1-玄関ドア設置の写真01

建方工事4-2 外壁パネル間のシーリングの設置

 それぞれの外壁パネルは取付金具で固定されていますが、その間の目地は耐性・柔軟性に優れたシリコンにてシーリングが行われます。そのシーリングの厚さが均一になるようにバックアップ材を入れています。

20210310建方工事5-2-外壁パネル間の写真01

建方工事4-3 トップライトの取付け

 小屋裏のトップライトが取り付けられました。トップライトは付近の野地板に取り付けられた状態で設置されました。傾斜がかった箇所に取り付けられるため、大人数で手作業で設置されました。
 トップライトのパーツを取り付ける作業は大変でした。

20210310建方工事5-3-トップライトの写真01

建方工事5 建物内側と屋根の様子

 前回の見学から1週間が経過しました。この日は積水ハウスの現場監督さんと一緒に中に入ることが出来、進捗状況を確認しました。屋根の上にも上ることが出来ました。
 この後「木工事」として内装の工事が始まるので、床材を敷くための材料が搬入されていました。また、木工事の前に配線や配管の敷設の様子と瓦を載せる前の屋根の様子を見ることが出来ました。

建方工事5-1 鋼製束について

 1階の床組みに使用される束(つか)です。束石(つかいし)の上に床束(ゆかつか)を組上げる方法に変わって鋼製の束を使用しています。
 棒の部分をネジを回すことで高さ調整をすることが出来ます。これを使って床組みを行う際の高さ調整も行います。

20210310建方工事6-1-鋼製束の写真01

建方工事5-2 鋼製大引きと根太について

 束(つか)の上に大引きを載せます。積水ハウスの場合大引きも金属製です。
 大引きの上に横架材として直角に根太(ねだ)を直角に載せます。根太には床材がくっついているものもあり、組上げていくだけで方向も一様になります。

20210310建方工事6-2-鋼製大引きと根太の写真01

建方工事5-3 床材について

 根太の上に設置する床材も既に運び込まれています。床下に設置される断熱材の発砲スチロールが既に組まれた状態になっています。

20210310建方工事6-3-断熱材付きの床材の写真01

建方工事5-4 給水・給湯配管について

 給水・給湯配管は分岐箇所をひとまとめにした「ヘッダー工法」を用いています。
 これにより、水漏れの危険箇所を少なくしています。また、配管は腐蝕による錆の発生のない架橋ポリエチレンを採用しています。

20210310建方工事6-4-給水・給湯配管の写真01

建方工事5-5 排水配管・電気配線について

 排水配管や電気配線についても壁や床を張る前に行っておきます。排水配管は遮音シートで覆われた遮音配管が用いられ、あらかじめ穴が空けられた箇所を通って配置されています。
一方で電気配線は、鉄骨柱に巻き付けるように留められています。

20210310建方工事6-5-排水配管・電気配線の写真01

建方工事5-6 屋根の様子

 屋根の防水性を高めるため野地板の上にアスファルトルーフィングが敷かれていきます。下から少し重ねて上へ敷かれています。
 屋根の頂点にすき間がありますが、これは「24時間換気システム」の出外口になります。

20210310建方工事6-6-アスファルトルーフィングの屋根の写真01

建方工事5-7 屋根(軒裏部分)の様子

 屋根の軒裏部分の板張りも行われました。軒裏と外壁パネルの間に通気口があります。これは壁体内の結露を防ぐための通気口です。
 外壁最下部の通気スペースから流入した空気が壁の内部を抜けて、軒裏の換気見切や換気棟から排出されることにより、壁体内を乾燥状態に保つことが出来ます。

20210310建方工事6-7-屋根(軒裏)の写真01

建方工事 建物の外装完成までの工事後半のポイントは何か?のまとめ
  1. 外壁パネルの間はシリコン樹脂を入れる前にバックアップ材で厚さを均一にします
  2. 床組みのために鋼製束を用います。大引きは鋼製で根太は木材で組み立てられます。床材も断熱材を組付けた状態で持込まれています
  3. 給水・給湯配管は色分け、ひとまとめにされ、決められた箇所に配置されます
  4. 屋根には防水効果を高めるためのアスファルトルーフィングが敷かれています。屋根の頂点には24時間換気システムの出外口があり、軒裏と外壁パネルの間には壁体内の結露を防ぐための通気口があります