地鎮祭の翌日より住宅建築の始まりとして、基礎補強工事が行われました。
地盤改良は安定した建物を建てる上で重要な工程です。

積水ハウスの地盤調査 SKIPシステム

 軟弱な地盤や敷地に強い箇所と弱い箇所があると、建てられた家の重みで地盤の一部が沈下して建物が傾くかもしれません(不同沈下)。これは建物に大きな影響が出て、せっかくの耐久性も落ちてしまいます。
私たちの地所については事前に地盤調査が行われました。調査方法は、スウェーデン式サウンディング試験と積水ハウスSKIPシステムです。SKIPシステムは積水ハウスのこれまでの技術ノウハウから、地盤調査~基礎設計までをコンピュータ処理により、計算・設計できるシステムです。
私たちの土地の調査結果は以下の通りでした。

  • 敷地の地形はかつて谷であったところに、水田→宅地が形成されていたところで、今回の造成工事で再盛土されて造成された人工地盤でした。
  • スウェーデン式サウンディング法によるロッド貫入状況は、1.0m程度までは比較的容易に貫入し、その後は打撃を加えて貫入し、2~3mで最終貫入付近に到達しました。
  • 地盤構成は、地表は砂混じり礫で1.0m付近に礫を含む地層があり、それからは粘土混じり砂の地層と考えられます。

 この結果より、地盤支持力50KN/m2相当となる表層改良を行う必要があると判断し、具体的には表層改良を1mの厚さで行う方法をとることになりました。

基礎補強工事の様子

 基礎補強工事は5つの手順で行われました。以降で各手順ごとにご紹介します。
下の図は、私たちの敷地の基礎補強工事が行われる前の様子(敷地の凹凸が示されています)です。
「STEP〇」は各手順の紹介に付いている写真の撮影箇所です。

20210218基礎補強工事時の敷地の図面02

基礎補強工事1 掘下げとセメント固化剤

 建物の位置より少し拡げた範囲を地盤改良する深さだけショベルカーで掘ります。奥にある袋は土と混ぜるセメント固化剤です。

20210219基礎補強工事-掘下げとセメント固化材の写真02

基礎補強工事2 セメント固化剤をならす

 袋に入ったセメント固化材を掘り下げた箇所に出します。セメント固化材を均して、同じ割合で混ぜられるようにします。
 掘下げた箇所にセメント固化材を入れることで同じ割合で混ぜられるし、この後の配合も大きく変わることなく混ぜることが出来ます

20210220基礎補強工事-セメント固化材をならすの写真02

基礎補強工事3 土とセメント固化剤を混ぜる

 ショベルカーで掘った土をセメント固化剤の上に載せます。この土は掘り返された土ですがショベルカーに「ふるい」のようなものを付けて、ある程度大きな礫は取り除かれた土が用いられました。
 セメント固化材と土を十分に混ぜ合わせて硬い地盤を作ります。

20210220基礎補強工事-土とセメント固化材を混ぜるの写真02

基礎補強工事4 転圧をかける

 充分に混ぜた地盤に転圧をかけて固めます。
 今回の地盤改良は1.0mの厚さで行われました。1.0m分を一度に行うのではなく、下層0.5m行ってから上層0.5mを行う というように行われました。
 また、上層→下層と行うのも全体を一度には行わず、奥側→手前側の順番で行われました。

20210220基礎補強工事-転圧をかけるの写真02

基礎補強工事5 埋め戻し

 表層改良が行われた後 土は埋め戻されました。ここで改めてベンチマークを元に地縄張り・根切り作業を行い、基礎形成の作業を進めていきます。
 改良を行った地盤は急激に固まるのではなく、時間をかけて固まっていきます。地盤が目標とする強度まで固まったかを確認する方法は改良した土を抜き取って調査をしました。

20210220基礎補強工事-埋戻しの写真02

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住宅を建てる前の土台となる基礎補強工事のまとめ
  1. 地盤改良する深さの土を掘り下げ、セメント固化材と均等に混ぜて転圧をかけて固めます
  2. 表層改良は一度に行わず下層の後に上層を行います。ウチの場合はスペースの関係で奥側の後に手前側を行いました