建物の全体のイメージとしては「モダン」な感じを目指すことにしました。
住宅見学会でいくつかの住宅を見学したり住宅展示場のモデルハウスを見学していて「モダンなイメージの住宅がいいなあ」と思って決めました。
積水ハウスのSHICとは何か
積水ハウスの場合にはSHIC(積水ハウスインテリアコーディネーション)というシステムにより、住宅のデザインを構築していきます。
これは住宅を構成する各アイテムを「ジャパニーズ・テイスト」、「モダン・テイスト」、「ヨーロピアン・テイスト」の3つのテイストを基本に、さらに6つのイメージに分類しています。
これによりマイホームを好みのテイストにコーディネートするためのサポートをします。
モダン・テイストは「ナチュラルモダン」と「スタイリッシュモダン」の2つのイメージに分類されます。
積水ハウスの資料によると、2つのイメージは以下のように示されています。
ナチュラルモダン
ナチュラルな素材の持ち味が引き立つ、シンプルでモダンなコーディネーション。
スタイリッシュモダン
異素材をフレキシブルに組合せ、時代の感性をスタイリッシュに描くコーディネーション。
引用元: 積水ハウス インテリアアイテムガイド より
2つのイメージのなかでは「スタイリッシュモダン」な感じがいいかな、と思い目指すことにしました。
スタイリッシュモダンな感じにするにあたってどのような住宅部材を選択すれば良いかは、積水ハウスのインテリアアイテムガイドでは「この部材を選ぶとスタイリッシュモダンな感じになりますよ」と表示されています。
なのでインテリアコーディネートの初心者の私たちでも容易に、その雰囲気にもっていくことが出来ました。
モダンなデザインの住宅に求められるキーワード
住宅部材の各アイテムについては、積水ハウスのカタログの表示を活用して選択すればいいですが、住宅をモダンなデザインにするには全体的にはどのようなことが求められるのでしょうか?
主に下記の3つの点がモダンなデザインの住宅に求められるポイントになります。
シンプルなデザイン
モダンな住宅に求められる特徴としてはシンプルなデザインがあります。
複雑な形状を複数織り交ぜたデザインというよりも、余計なデザインを省いたスッキリとしたラインのデザインのほうがモダンなイメージになります。
ただし、シンプルさがモダンになるといって、デザインを省略することでは陳腐なイメージになってしまいます。モダンにするためには「モダンに見えるためのシンプルなデザインをする」必要があります。
白色を中心に少ない種類の配色
モダンな住宅の配色はシンプルなイメージを引き出す「白色」が基本となり、そこから大きく分けて3つの方向性があります。
-
- 一つは白色に黒色やグレーなどの配色を住宅部材の一部に用いて、モノトーンの色調で室内を形成する方法
- もう一つは白色が大部分を占めるなかに、家具や住宅設備の一つだけ赤色や青色のビビットな色を差し色に用いて華やかさを形成する方法
- さらに、配色のシンプルさの極致として「全部白」にすることにより、色の主張をなくしデザインや素材のみでモダンなデザインを形成する方法
いずれについてもモダンなイメージを引き出す配色は、多くの色を取り入れた配色ではなく白色を中心として少ない種類の配色とすることで表現されます。
無機質な素材
住宅にモダンな雰囲気を出すには、無機質なイメージの素材を用いることが効果的です。無機質な素材とは、ガラスやコンクリート、アルミやスチールなどの金属が挙げられます。
これらの無機質な素材を一部分に用いた、コンクリート打ちっぱなしなどの商業施設に見られるようなスタイルやステンレスを用いたり、天井板を取り払って構造をむき出しにしたファクトリーテイストなスタイルも住宅をモダンなデザインに表現することが出来ます。
私たちのスタイリッシュモダンな住宅(エントランス・階段・ホール編)
積水ハウスのSHICにより、さらに上記のモダンなデザインに求められる要素を考慮して1階のエントランス、ホールを設計しました。
結論を先に言ってしまうと、
- エントランスはモノトーンの配色にコンクリート打ちっぱなしの柄のアクセントクロスとガラスを用いました。
- 階段は黒色が主体的になり、少し混雑したデザインになりました。
- ホールは建具を黒色にしてコントラストをつけ、シンメトリーな配置にしました。
エントランス ガラスとコンクリート打ちっぱなし柄のアクセントクロスでスタイリッシュモダンに
エントランスは白と濃いグレーのモノトーンの配色に、コンクリート打ちっぱなしの柄のアクセントクロスとガラスの材質を利用して無機質な素材の印象により、モダンな雰囲気を得るようにしました。
エントランスの色調は、
- 土間部分は濃いグレー
- 階段の奥側の壁はグレー(コンクリート打ちっぱなしの柄)
- 収納棚の扉は白系統
- 床・壁は白系統
を採用しています。
白系統の配色が多くの部分を占めますが階段の奥側の壁も大きな面積を占めており、コンクリート打ちっぱなしの柄が強い印象を与えています。
素材としては無機質なイメージの素材として、
- サロンとの壁と階段の腰壁にガラスを採用
- 階段の奥側の壁に(アクセントクロスですが)コンクリート打ちっぱなしの柄
を用いています。
シンプルなデザインとしては、
- 2つの収納スペースは出っ張っておらず、スッキリした印象を与えています
- 照明は埋め込み式のダウンライトを2連設置しており、天井から出ておらずシンプルな印象になっています
階段 黒の割合が多く、少し混雑している様子に
階段の色調は、
- 回り階段の内回りの壁はコンクリート打ちっぱなしの柄のアクセントクロス
- 階段の外回りの壁は白色系統
- 階段の手摺りは黒色系統
- 階段の段板は黒色系統
- 階段の蹴込板は白色系統
を採用しています。
階段の段板の黒色系統、内回りのアクセントクロスの壁が割合として高く、黒い色の印象が強くなっています。
素材としては無機質なイメージの素材として、
- 階段の腰壁にガラスを採用
- 階段の奥側の壁にアクセントクロスですがコンクリート打ちっぱなしの柄
を用いています。
階段については「内回りの壁に階段がくっついている」というイメージで設計しました。
なので階段についてはシンプルにするために段板だけで蹴込板を無くしたかったのですが、積水ハウスにはそういった仕様の階段はありませんでした(直階段ではあるのですが)。
ということで、階段は写真のような様子になりました。
出来る範囲で可能な限りモダンな雰囲気にしましたが、様々な住宅建材が使われていて混雑しており「シンプル」とはあまり言えない感じになってしまいました。
ホール 建具を黒色系統にしてコントラストをつける
ホールの色調は、
- 床・壁の多くの面積を占める色は白色系統
- トイレ・サニタリースペース・リビングへ入る建具は黒色系統
- 突当りの壁はグレーのアクセントクロス
を採用しています。
全体が白色系統に対して、可動する建具は黒色系統としてコントラストを明確にしています。
素材としては無機質なイメージの素材として、突当りにダイス柄のアクセントクロスを用いています。
このマイホームでは、ダイス柄・矩形を全体のベースデザインとして用いています。階段の内回りの壁のアクセントクロスは矩形を繋ぎ合わせたデザインになっており、このダイス柄のベースデザインに基づいて選択しました。
シンプルなデザインとしては、以下の点を考慮しました。
- 建具の種類と配置を合わせて、シンメトリー感により整ったデザインを演出
- 照明はエントランスと同じ埋め込み式のダウンライト2連をエントランスからの続きで同じ配置に並べ、 天井のシンプルさと規則性によるデザインでモダンな印象を引き出す
設計打合せの際に、突き当たりの壁にカウンターやニッチ棚を設けることも検討していました。
ただ、シンプルなデザインになりませんし、生活動線においてもジャマになることも考えられたので不採用になりました。
あなたにとって満足できるマイホームを手に入れる方法とは?
マイホームを建てる機会は一生に一度と言われています。
ただ、マイホームを建てて実際に住んでみると様々なところで後悔することがあります。
- もっといろいろなハウスメーカーを調べてから、建てたほうがよかった
- マイホームを建てるのに時間がなくて、細かい点まで十分な検討が出来なかった
- 間取りをじっくり考えて、将来的にも使いやすいマイホームにすべきだった
- 土地から探しており、土地と建物の両方を検討していて充分な検討が出来なかった

情報を集めるのに多くの時間がかかってしまい、充分に検討する時間がなくなってしまいますね。
納得のいく家は三度建てないと出来ないと言われていますので、完璧な家を建てることは難しいかもしれません。
でもその後悔を出来るだけ少なく、理想のマイホーム建てる方法を知っていますか?
それには、
- ハウスメーカーを訪問して理想の間取りを検討する
- ハウスメーカーに希望の間取りと設備でプラン、見積りを提案してもらう
- ハウスメーカーと交渉を行い、理想のマイホームのプラン・見積りを得て、契約する
上記のことを、複数のハウスメーカーで進めていく必要があります・・・

理想のマイホームって大変ですね・・・
複数のハウスメーカーから簡単にプランと見積りをもらう方法とは?
複数のハウスメーカーから希望の間取りでプランと見積りもらうことは分かりましたが、そのために毎週末にモデルハウスを訪れて各ハウスメーカーと交渉をしていたら、時間がいくらあっても足りません。
私たちはかつて、カタログや間取りプランを住宅会社を1社ずつ回って集めていましたが、現在はインターネットでまとめて集めることが出来ます。
それがタウンライフ家づくりのサイトになります。
参照元:タウンライフ家づくり
このサイトではマイホームの希望の間取りや土地の情報を入力して、問い合わせをするハウスメーカーを選択することで、そのハウスメーカーから希望の間取りプランやカタログを送付してもらうことが出来ます。
週末にモデルハウスをはしごして訪れることなく簡単に多くの情報を得ることが出来ます。
得られるハウスメーカーの資料や間取りプランをじっくり検討して、そこからさらにより細かい箇所を考えていくことが出来ます。
具体的にマイホームの検討を始めている方はもちろんのこと、マイホームはまだ先でどんな感じか知りたい方にとっても検討するためのたたき台としてとても有効だと思います。

簡単に複数のハウスメーカーの資料を集められるのは得策ですね。
タウンライフの入力の方法はどのような感じかというと・・・
参照元:タウンライフ家づくり
このサイトで入力する主な内容としては、
- 階数や間取り、家のこだわりなど選択
- 建設予定地の有無や土地のサイズ、建てたいエリアなどを選択
- 間取りプラン、ハウスメーカーのカタログの送付先情報を入力
- 希望するハウスメーカーの間取りプラン、カタログを選択
私も見積もり・間取りプラン作成スタートから入力してみましたが、選択式で進んでいくのでとても簡単でした(下記は、「家のこだわり」の選択肢の画面です)。
参照元:タウンライフ家づくり
ご希望の間取りプランを具体的に入力する箇所もあるので、そこに例えば日が射して、中庭を眺められるバスルームが欲しいなどの要望を書いておくと、考慮された間取りプランをもらうことが出来ます。
入力は簡単3分で無料オンラインで複数のハウスメーカーへの一括見積りが可能です。お仕事や家事、子育てに忙しい方々でも自宅で簡単に申込みが出来ます。
モデルハウスや完成見学会を訪れる前に事前に複数のハウスメーカーの情報収集を十分に行っておいてから、ハウスメーカーとの商談に臨みましょう。

しっかり準備してからハウスメーカーに行けますね。
タウンライフから得られる資料はどのようなものでしょうか?
タウンライフへ資料請求を申し込みすることで、届く資料は以下になります。
- 希望の間取りプラン
- 資金計画資料
- 希望の間取りを考慮した土地情報
- ハウスメーカーのカタログ資料
例えば、間取りについては以下のような提案資料がもらえます。
参照元:タウンライフ家づくり
ハウスメーカーのカタログは、希望の間取りや土地情報、建てたいエリアにより施工が可能なハウスメーカーがリストアップされ、希望するハウスメーカーにチェックをすることでカタログの請求が可能です。
また、まとめて請求を行うことも可能です。
参照元:タウンライフ家づくり
タウンライフとはどのような会社でしょうか?
参照元:タウンライフ家づくり
住まい情報と言えば、SUUMOやat home(アットホーム)、ホームズが有名かと思います。
「タウンライフ家づくり」はタウンライフ株式会社が運営しており、不動産関連の複数サイトを10年以上運営している会社です。
タウンライフのサービスは累計30万人以上が利用している、人気のある無料でカタログ情報を請求できる住宅サイトです。
住宅関係のサイト利用者アンケートにおいても注文住宅部門において3冠を達成しています。
またタウンライフは全国960社以上、大手ハウスメーカー35社以上と提携しており、入力された情報から、間取りプランを提案出来るハウスメーカーを検索して選択することが出来ます。
マイホームは高額な買い物で、先に資料請求すればどのような準備が必要であるとか、間取りについても様々なアイデアを先に考えておくことが出来て、本格的にマイホームを考えるときに役に立ちます。
まだ先と思っていても、カタログを眺めて将来のマイホームを考えるのも楽しいものです。
今ですと、申込者全員に「成功する家づくり7つの法則」がプレゼントされます。
マイホームを考える一歩目にタウンライフ家づくりは役立ちます。
- 積水ハウスには独自のインテリアコーディネーションのシステムがあり、リストアップされた部材を選ぶことで目指しているスタイルにマイホームをコーディネート出来ます。私たちは「スタイリッシュモダン」を目指すことにしました。
- モダンなデザインの住宅に求められるのは、モダンに見えるためのシンプルなデザイン、白色を中心として少ない種類の配色で構成すること、ガラスや金属などの無機質なイメージの素材を用いることです。
- エントランス・階段・ホールにおいてはガラスやアクセントクロスを用い、規則的であったり、シンメトリな配置にすることでモダンに見えるための設計を行いました。