「充実した収納スペース」を重要視して、提案されたプランから設計打合せにより収納スペースを追加・修正しました。
最終的に決定したマイホームの収納スペースについてご紹介します。
このページでは1階のリビング、収納庫、キッチン、ダイニングの収納スペースについてご紹介します。
結論を先に言ってしまうと、
- リビング・ダイニングはモノを置かない部屋として、収納スペースは設けていません。
リビングのテレビ台を収納スペースとして、リモコンなどの使うものを置くようにしました - キッチンで使うモノについては、システムキッチンと周辺収納、収納庫に収めることが出来ました。
実際に生活していくなかでも、調理の際にキッチンから離れて調理器具や食材を取りに行くことはなく、生活動線はシンプルになっています。
ということで、収納量を多く必要とするキッチンに対して収納庫を設けることでシンプルな動線を確保することが出来ました。
1階のくつろぎ空間の各部屋にメリハリの利いた収納スペースを確保しました
1階の間取りを下図に示します。青色で示された箇所が収納スペースを有する箇所です。
このページでは緑の点線で囲った各部屋の収納についてご紹介します。
各部屋の特徴も含めて、順番にご紹介します。
Living
リビングには備え付けの収納棚などは設置しませんでした。
部屋の北側の壁に⑨収納スペース付きのテレビ台を設置しました。
⑨収納スペース付きのテレビ台
リビングは広く空間を取りたいので、収納スペースはテレビを置くテレビ台だけにしました。
テレビ台の全体の大きさとしては、幅145cm、高さ150cm、奥行44cmです。
収納スペースとしては、テレビを置く台の隣りに半透明の扉付きの収納棚があり、テレビ台の下にテレビ台と一体になった収納棚があります。
2箇所の各2つの収納棚以外には、テレビを置くスペースの下にBDレコーダーを置ける開放されたスペースとその上に電話や飾り物を置くような可動式の棚が2つあります。
10年前のテレビ台なので、最初はテレビもブラウン管で録画もビデオデッキでした。
開放されたスペースはモノが入っている様子が見えますがホコリが付くので、全て扉がある収納棚の方が掃除もラクです。
Storage
キッチンの奥にある収納庫は収納専用の部屋ですが、家の裏手に出る勝手口への動線も必要なので壁側が収納スペースになります。
⑩は積水ハウスの備え付けの収納内部セット(パンセ)で、⑪は持込みの食器棚の上に枕棚の収納スペースを設けてもらいました。
⑩ 洋室棚セット パンセ
収納庫はキッチンから入るので南側に折れ戸と通路があります。さらに勝手口は東側に出るように配置しました。
そのため、収納は部屋の北側の壁と西側の壁に配置しました。
西側の壁は、積水ハウスオリジナルの洋室棚セット パンセを設置しました。
洋室棚セット パンセは用途に合わせて可動棚の種類を選択したり、ハンガーパイプやアミカゴを選択することが出来ます。この箇所には「納戸タイプ」を選びました。
このタイプは可動棚が収納物の重さに耐えられるように厚く、さらに可動棚を支える箇所はステンレスの棚柱を壁に取り付けて、棚受を取り付けたい高さで固定するようになっています。
収納スペースの大きさは、高さ250cm(床から天井までの高さ)、幅100cm、奥行40cmです。棚柱は210cmあり、この高さまで可動棚の取付が可能です。
私たちは棚の位置は下から90cm、130cm、210cmの高さにしました。収納するモノの使用頻度と重さに合わせて、調味料や容器などを収納しています。
⑪ 持込み食器棚上 枕棚
収納庫の北側は床部分と土間部分があります。床部分は持込みの食器棚を置く予定です。この食器棚の高さが205cmなので、この上に枕棚を設置しました。
この枕棚の大きさは、幅150cm、奥行33cmです。天井から36cm下の高さに枕棚の上端があり、枕棚を支える天受けを含めて、棚部分は7cmの厚さがあります。
枕棚の下端は天井から43cmなので、持込みの食器棚は枕棚の下に収めることが出来ます。
この枕棚には空き容器などを収納しています。
Kitchen
リビングの東隣りにダイニング・キッチンが配置されています。ダイニングが日当たりの良い南側、キッチンは北側です。
システムキッチンをダイニングに対面するように配置し、その背面にカップボードなどの周辺収納があるようにしました。
⑫ クリナップ製周辺収納
キッチンの周辺収納はシステムキッチンの裏側に位置しています。周辺収納の配置は、収納庫入り口側(東側)から、
- 作業台付きフロアカウンタ
- ハイフロアカウンタ(家電収納庫タイプ)
- 冷蔵庫スペース
です。
各箇所の寸法は以下の通りです。
カウンタースペース
収納庫の入り口側に作業台の機能を組み合わせたフロアカウンターを配置しました。
作業台となるカウンターの高さは85cmで、その下に3段の引き出しと最下段にフロアコンテナの収納スペースがあります。この箇所の奥行は65cmです。
作業部分の上には吊戸棚があります。高さは70cmで奥行は45cmです。内部に可動棚板が2枚あり、3段の収納空間を形成することが出来ます。カウンタースペースの間口は90cmです。
家電スペース
カウンタースペースの隣に、主に家電を収納するスペースとして家電収納タイプのハイフロアカウンターを配置しました。
家電をおく「ハイフロア」の高さは100cmです。この箇所に私たちは電子レンジを置いています。
その下はスライドさせて引出すことが出来る家電収納スペースで高さは45cmあります。この箇所には私たちは、瞬間湯沸かし器と炊飯器を置いています。
最下段は高さ55cmの引出し収納です。ハイフロアカウンターの奥行は65cmです。
上部にはカウンタースペースと同じタイプの吊戸棚があります。家電スペースの間口は75cmです。
冷蔵庫スペース
リビング側に冷蔵庫が格納されるスペースを配置しました。そのスペースの広さとしては高さ185cm、間口82cm、奥行65cmを確保しました。
マイホームを建てる際に持ち込む冷蔵庫はこれよりひと回り小さかったですが、現在の冷蔵庫はこのサイズでちょうど収まるサイズです。
その上に、カウンタースペース、家電スペースと同様に吊戸棚を設置しました。高さは50cm、間口は82cmで奥行は65cmです。内部に可動棚が2枚あり、3段の収納空間を形成することが出来ます。
⑬ システムキッチン クリンレディ
システムキッチンはダイニングに対面するように配置されています。
配置は壁側(東側)から、火まわりスペース、調理スペース、水回りスペース、サポートスペースの順になります。
私たちのマイホームの収納はハンドエリア、フットエリアにそれぞれ収納スペースが設けられています。
各箇所の寸法は以下の通りです。
火まわりスペース
IHクッキングヒーターの下のハンドエリアに高さ36cm、幅65cm、奥行50cmのスライド収納があります。この箇所には火まわりで使う調理器具として、特に深い鍋などを収納しています。
フットエリアに高さ20cm、幅70cm、奥行50cmのフロアコンテナがあります。
この箇所には浅めの鍋や容器などを収納しています。
調理スペース
IHクッキングヒーターとシンクの間に調理したものを置くスペースがあります。このスペースには3か所の収納スペースがあります。
ワークトップのすぐ下のハンドエリアには高さ12cm、幅40cm、奥行54cmのスライド収納があります。この箇所には、菜箸や計量カップ、おたま等の調理器具を収納しています。
その下には高さ36cm、幅40cm、奥行54cmのスライド収納があります。この箇所には、調味料や油などを収納しています。
その下のフットエリアには高さ36cm、幅40cm、奥行48cmのフロアコンテナがあります。この箇所には浅めの鍋や容器などを収納しています。
水まわりスペース
シンクの下のハンドエリアに高さ30cm、幅85cm、奥行37cmのスライド収納があります。この箇所には、水まわりで使う調理器具として、ボウルやプラスチック容器などを収納しています。
フットエリアに高さ20cm、幅85cm、奥行40cmのフロアコンテナがあります。この箇所にはプラスチックの容器などを収納しています。
サポートスペース
このスペースには食洗器があり、その下のフットエリアには高さ20cm、幅37cm、奥行40cmのフロアコンテナがあります。この箇所には食洗器で使用する洗剤などを収納しています。
私たちのマイホームのシステムキッチンはハンドエリア、フットエリアのみ収納スペースを設けました。
トップエリアに吊戸棚やアイエリアに水切り棚を設けることも、当初検討しましたが、目線が遮られ、開放的な空間を妨げるために設置は見送りました。
Dining
ダイニングはリビングの東側に位置しており、1階で最も日当たりのよいエリアです。
ダイニングにはこれまでの各部屋のようにワイズ、パンセなどのように収納スペースは設けていません。
ダイニングテーブルをシステムキッチンに合わせるように置いて、それ以外には、モノを置かずに広く使うように考えて設計しています。
ただ、実際に生活をしていくと、
- システムキッチンの背面部
- 窓の下部分
に市販の収納ケースを購入して置いて、収納スペースとして活用しています。
収納スペースの広さと活用方法
収納スペースの広さ
このページでは1階の4箇所の部屋(リビング、収納庫、キッチン、ダイニング)にある収納スペースについてご紹介しました。
各箇所の収納スペースの広さについてまとめると以下になります。
階 | 部屋名 | 収納箇所 | 広さ | 体積 |
---|---|---|---|---|
1F | リビング | テレビ台 収納棚① | 高さ70cm 幅36cm 奥行 40cm | 0.10m3 |
テレビ台 収納棚② | 高さ12cm 幅44cm 奥行 37cm | 0.02m3 | ||
キッチン-周辺収納 | カウンタースペース 吊戸棚 | 高さ70cm 幅90cm 奥行 45cm | 0.28m3 | |
カウンタースペース フロアカウンター | 高さ85cm 幅90cm 奥行 65cm | 0.50m3 | ||
家電スペース 吊戸棚 | 高さ70cm 幅75cm 奥行 45cm | 0.15m3 | ||
家電スペース ハイフロアカウンター上のスペース | 高さ65cm 幅75cm 奥行 65cm | 0.11m3 | ||
家電スペース ハイフロアカウンターの家電収納スペース | 高さ45cm 幅75cm 奥行 65cm | 0.23m3 | ||
家電スペース ハイフロアカウンターの引出し収納 | 高さ55cm 幅75cm 奥行 65cm | 0.04m3 | ||
冷蔵庫スペース 吊戸棚 | 高さ50cm 幅82cm 奥行 65cm | 0.27m3 | ||
冷蔵庫スペース 冷蔵庫収納スペース | 高さ200cm 幅82cm 奥行 65cm | 1.07m3 | ||
キッチン-システムキッチン | 火まわりスペース スライド収納 | 高さ36cm 幅65cm 奥行 50cm | 0.12m3 | |
火まわりスペース フロアコンテナ | 高さ20cm 幅70cm 奥行 50cm | 0.07m3 | ||
調理スペース スライド収納① | 高さ12cm 幅40cm 奥行 54cm | 0.03m3 | ||
調理スペース スライド収納② | 高さ36cm 幅40cm 奥行 53cm | 0.08m3 | ||
調理スペース フロアコンテナ | 高さ20cm 幅37cm 奥行 48cm | 0.04m3 | ||
水まわりスペース スライド収納 | 高さ30cm 幅85cm 奥行 37cm | 0.09m3 | ||
水まわりスペース フロアコンテナ | 高さ20cm 幅85cm 奥行 40cm | 0.07m3 | ||
サポートスペース フロアコンテナ | 高さ20cm 幅37cm 奥行 40cm | 0.03m3 | ||
収納スペースの合計 | 4.47m3 | |||
各部屋の広さ | 64.4m3 |
このページでご紹介した部屋について割合を計算すると、約7%が収納スペースとして充てられています。
リビングやダイニング等はくつろぐスペースなので収納スペースは少なく、収納庫やキッチンには収納が充実しており、各部屋ごとにメリハリのある収納スペースの配置になっているといえます。
各部屋の収納スペースの活用方法
それぞれの収納スペースの使い方としては、以下のように考えています。
階 | 部屋名 | 収納箇所 | 利用法 |
---|---|---|---|
1F | リビング | テレビ台 | テレビ、BDレコーダーなどの家電機器、書類やリモコン、飾り物など |
収納庫 | 洋室棚セット パンセ | 調味料や保存のきく食料品、容器など | |
食器棚上 枕棚 | 空き容器などの軽いもの | ||
キッチン-周辺収納 | カウンタースペース | 調味料、乾き物の食料品、レトルト食品、缶詰、食事の用具など | |
家電スペース | 調味料、空き容器、家電機器 | ||
冷蔵庫スペース | カップラーメンなどの保存食、冷蔵庫 | ||
キッチン-システムキッチン | 火まわりスペース | 調理用の鍋、容器 | |
調理スペース | 調理用具、調味料、鍋や容器 | ||
水まわりスペース | 調理器具、容器 | ||
サポートスペース | 洗剤など |
リビングで使うものはリビングに置いたテレビ台に収まるようにして、キッチンで使うものは、収納庫とシステムキッチンと周辺収納に収めるようにしました。
キッチンで使うものはこのエリアで収まっており別の箇所に収納されているものはなく、収納スペースは十分に確保されています。
間取りを考える材料として間取りプランを集める
こちらのページで紹介している間取りの検討は、これまでにもらった様々な間取りプランやカタログを見直したりして進めています。いろいろな情報を得ていたことがとても役立ったと思います。
私たちはカタログや間取りプランを住宅会社を1社ずつ回って集めていましたが、現在はネットでまとめて集めることが出来ます。
それがタウンライフ家づくりのサイトになります。
間取りプラン検討のたたき台として
このサイトでは希望の間取り情報を入力して、プランを作ってほしい住宅会社を選択することで、その住宅会社から希望の間取りプランや住宅会社のカタログを送付してもらうことが出来ます。
週末にマイホームセンターのモデルハウスを訪れることなく、簡単に多くの情報を得ることが出来ます。
得られる間取りプランから気に入った間取りプランを見つけることが出来て、そこからさらにより細かい箇所を考えていくことが出来ます。
まずは間取りプラン検討のたたき台として、とても有効だと思います。
間取りプランを取得するための入力する内容は
このサイトで入力する主な内容としては、
- 検討中の地域と建てたい家のサイズを選択
- 間取りプランの送付先情報を入力
- 間取りプランを作ってほしい住宅会社を選択
私も「見積もり・間取りプラン作成スタート」から入力してみましたが、選択式で進んでいくのでとても簡単でした。
ご希望の間取りプランを具体的に入力する箇所もあるので、そこに例えば日が射して、中庭を眺められるバスルームが欲しいなどの要望を書いておくと、考慮された間取りプランをもらうことが出来ると思います。
でも、詳細なところまでは詰め切れないと思いますので、細かいところは、そのあとじっくり考えていく必要はあると思います。
間取りを考えるうえでいろいろなプランがあるという情報を得る、ということでとても有効な手段だと思います。
- リビング、収納庫、キッチン、ダイニングの収納スペースの広さは4.5m3で、部屋の広さの7%程度であった
- キッチンで使用するモノはキッチンと収納庫に収納され、この2箇所に十分な収納スペースを確保することが出来ました。