検討している建物の大きさでそれぞれの部屋を配置していくと、各部屋の割り当てが狭くなってしまうことが分かりました。
利用出来る建物全体の大きさは決まっているので、限られた空間を「効率よく利用する工夫」を考えました。
結論を先に言ってしまうと、
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- 壁部分に透明面材を用いることで目線を先まで通すことが出来、広い空間として捉えられる空間を形成することが出来ました。
- 可動式の壁を用いることで役割ごとに部屋の大きさを変えて、各部屋を有効的に活用出来るようにしました。
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- 積水ハウスのユニバーサルフレーム・システムにより間取りの融通が利き、広い空間を演出することが出来ました。
1階 階段のシースルー手すり
階段は玄関の横に配置してあり、階段の腰壁部分を透明面材(ガラス)のオプションにすることで目線が階段の奥側の壁まで抜けるようになり、階段をエントランスの一部として認識出来るようなります。
① 階段 シースルー手すりMB
玄関として150cm×300cm(収納エスパース含む)の広さがありますが、もう少し広い空間を確保したいということで様々なことを考えました。
階段にはこだわりがあって、当初は段板だけで階段下は完全に抜けている構造を検討していて積水ハウスでも直階段ではありますが、回り階段では階段下が抜けているオプションはなく専門メーカーの階段を取り付けることも考えていました。
積水ハウスの設計担当さんに調べて頂きましたが、専門メーカーの階段は高額なのこともあり諦めました。それで標準の階段(ウッディ階段)に腰壁部分をシースルー手すりにするオプションにして、別途、階段下部分は可能な限り抜いてもらうようにしてもらいました。また、土間部分も上がり框を階段の奥の壁部分まで伸ばしました。
このようにすることで目線としては階段部分もエントランスの一部として捉えることが出来て、階段分とホールの一部も加えて、250cm×300cmをエントランスの空間と見えるような間取りになりました。
積水ハウスの住宅見学会でエントランスと階段について、かなり類似の住宅を見る機会があったのですが階段の腰壁部分を通常にすると壁部分の圧迫感が強くて、エントランス部分の狭さを感じることがあって、このような設計にしました。
寸法の割に広い空間を感じることが出来る間取りになったと思います。
1階 サロンの壁と扉を強化ガラスにする
サロンとエントランスの間には壁と出入りのための建具がありますが、これを壁はガラスパーテーションにして建具についてはガラス製の扉にしました。
② サロン-エントランス間の建具と壁をガラスにする
サロンのスペースとして300cm×400cm(収納スペースを含む)を確保しています。部屋の広さとしてはこのくらいかなと思いますが、もう少し広い空間を感じられる工夫はないかと考えました。
積水ハウスと契約時の間取りは、北側に収納スペースと建具があり出入りをするようになっていました。これを熟考し北側の収納を西側に移し、サロン-エントランス間の建具と壁をガラスパーテーションにしました。
これによってサロンからの目線がエントランスにも抜けるようになり、サロンとエントランスで「サロン空間」と捉えることが出来るようになりました。広さとしては300cm×700cmの空間になります。
ガラスパーテーションの部分は壁と開閉扉から成っています。壁部分のサイズは高さ230cm×幅105cm、金属の枠で固定されています。
ガラスの開閉扉のサイズは高さ200cm×幅83cm、扉の取っ手は金属製で取っての近くにマグネットが付いていて、壁側に付いているマグネットとくっついて止まるようなっています。扉の上部分30cm×83cmはガラスの壁になっています。
サロンではエステ等、室内を目隠しにしたい場合もあり、その場合はガラスパーテーション部分に取り付けたロールスクリーンを下すことで孤立した空間になります。
1階 リビングのスライディングウォール
サロンとリビングの間はスライディングウォールを配置しました。
スライディングウォールを閉じることでそれぞれを個別の部屋として分けることが出来て、開くことでサロンとリビングを一体の広い空間として扱うことが出来るようにしました。
③ スライディングウォール(面タイプ)
サロンとリビングの間をスライディングウォールで仕切るようにしました。
最初に書いたように部屋を配置していくと各部屋の割り当てが狭くなる、とりわけ1階についてその傾向が顕著に現れました。
そのため、ひとつの空間を複数の役割に利用出来るように有効活用することで「広く使う」ことを考えました。
このスライディングウォールを閉じることで、リビングをプライベート空間として利用してサロンは業務空間として同時利用することが出来ます。またどちらかを使用しないときはスライディングウォールを開放して、広くサロンとしての空間、リビングとしての空間として使うことが出来ます。
収納のページで触れましたがサロンの作業椅子は、積水ハウスの収納ワイズに収めることが出来るように
寸法を取ってありますので、使わないときは作業椅子を収納して広くリビングとして子供がおもちゃを広げて遊ぶことが出来ます。また、サロンとして利用する際はリビングのソファー-テレビを接客スペースとして活用することが出来ます。
スライディングウォールは250cm×100cmです。サロンは12m2 リビング・ダイニングは19.5m2ですが、スライディングウォールで開放することで合計31.5m2として利用することが出来ます。
「限られた空間を効率よく利用する」の答えとして、スライディングウォールを設けて使い方に応じて手広く、個別に利用出来るようにしました。
2階 書斎の大きい窓による借景
書斎は収納を合わせても250cm×300cm(4畳半)の広さなので目線を広げるために西面全面を窓にして、外の広い風景を見通せるようにしました。
④ 3M引き違いサッシ
書斎は収納も含めると4畳半あまりの広さですが、収納(ワイズ)を除いた床が見えている面積としては6.5m2(3畳半程度)の広さしかありません。
「書斎」なので広さとしては問題ないのですが、目線が遮られると圧迫感があります。
そこで西側を全面窓にして、視線が外にまで広がるようにしました。これにより、圧迫感がなくなり狭さを感じない空間になりました。
窓は引き違いサッシで中央に1.5Mの大きなサッシを配置してあり、中央にサッシの枠が無いので、外を快適に眺めることが出来ます。
2階 回遊空間
中央の子供部屋と主寝室の壁を竣工時には無い状態にしました。これによりホール-中央の子供部屋-主寝室が繋がり回れるようになりました。
⑤ 子供部屋-主寝室の回遊空間
竣工時は子どもが小さかったので個室を設ける必要はありませんでした。なので、中央の子供部屋と主寝室との壁は後から取り付けるようにしました。
そのため、子供部屋と主寝室で広い空間が出来ました。
これはこのページのタイトル「狭い空間を広く使う間取りの工夫」ではなく、本当に広い空間なだけではないか、と言われてしまいそうです。
ただ、現在は子供部屋と主寝室の間の壁が作られていますがそれぞれの部屋の狭さを感じることが多々あり、竣工時に壁がない状態にしておいたのは広く使うことが出来て、子どもが走り回る空間を確保出来て、有効であったと考えています。
全体 積水ハウスの構造-ユニバーサルフレーム・システム
建物全体の強度を十分に保ち、柱と耐力壁を自在に動かすことが出来るのは積水ハウスのユニバーサルフレームシステムによる構造によるものです。
これにより広い窓を取り付けることが出来、視線を外に広げられます。
⑥ 積水ハウス ユニバーサルフレーム・システム
「建物の構造に強度があり、かつ設計にも自由がある」
このために積水ハウスは「ユニバーサルフレーム・システム」という技術を開発しました。高い耐震性能を有して、広い大空間や吹抜けを作ることが出来、広い窓を配置することも出来ます。
このシステムの特徴は、1・2階を貫く通し柱を必要としないことです。また、強度を保ちつつ、間取りに合わせて構造体(耐力壁フレーム)を配置することが出来ます。そのため、1階の間取りと関係なく2階の間取りを自由に設計することが出来ます。
このシステムはリフォームにおいても再構築する自由度を持っており、積水ハウスは将来においても理想の我が家を建てることが出来ます。
あなたにとって満足できるマイホームを手に入れる方法とは?
マイホームを建てる機会は一生に一度と言われています。
ただ、マイホームを建てて実際に住んでみると様々なところで後悔することがあります。
- もっといろいろなハウスメーカーを調べてから、建てたほうがよかった
- マイホームを建てるのに時間がなくて、細かい点まで十分な検討が出来なかった
- 間取りをじっくり考えて、将来的にも使いやすいマイホームにすべきだった
- 土地から探しており、土地と建物の両方を検討していて充分な検討が出来なかった

情報を集めるのに多くの時間がかかってしまい、充分に検討する時間がなくなってしまいますね。
納得のいく家は三度建てないと出来ないと言われていますので、完璧な家を建てることは難しいかもしれません。
でもその後悔を出来るだけ少なく、理想のマイホーム建てる方法を知っていますか?
それには、
- ハウスメーカーを訪問して理想の間取りを検討する
- ハウスメーカーに希望の間取りと設備でプラン、見積りを提案してもらう
- ハウスメーカーと交渉を行い、理想のマイホームのプラン・見積りを得て、契約する
上記のことを、複数のハウスメーカーで進めていく必要があります・・・

理想のマイホームって大変ですね・・・
複数のハウスメーカーから簡単にプランと見積りをもらう方法とは?
複数のハウスメーカーから希望の間取りでプランと見積りもらうことは分かりましたが、そのために毎週末にモデルハウスを訪れて各ハウスメーカーと交渉をしていたら、時間がいくらあっても足りません。
私たちはかつて、カタログや間取りプランを住宅会社を1社ずつ回って集めていましたが、現在はインターネットでまとめて集めることが出来ます。
それがタウンライフ家づくりのサイトになります。
参照元:タウンライフ家づくり
このサイトではマイホームの希望の間取りや土地の情報を入力して、問い合わせをするハウスメーカーを選択することで、そのハウスメーカーから希望の間取りプランやカタログを送付してもらうことが出来ます。
週末にモデルハウスをはしごして訪れることなく簡単に多くの情報を得ることが出来ます。
得られるハウスメーカーの資料や間取りプランをじっくり検討して、そこからさらにより細かい箇所を考えていくことが出来ます。
具体的にマイホームの検討を始めている方はもちろんのこと、マイホームはまだ先でどんな感じか知りたい方にとっても検討するためのたたき台としてとても有効だと思います。

簡単に複数のハウスメーカーの資料を集められるのは得策ですね。
タウンライフの入力の方法はどのような感じかというと・・・
参照元:タウンライフ家づくり
このサイトで入力する主な内容としては、
- 階数や間取り、家のこだわりなど選択
- 建設予定地の有無や土地のサイズ、建てたいエリアなどを選択
- 間取りプラン、ハウスメーカーのカタログの送付先情報を入力
- 希望するハウスメーカーの間取りプラン、カタログを選択
私も見積もり・間取りプラン作成スタートから入力してみましたが、選択式で進んでいくのでとても簡単でした(下記は、「家のこだわり」の選択肢の画面です)。
参照元:タウンライフ家づくり
ご希望の間取りプランを具体的に入力する箇所もあるので、そこに例えば日が射して、中庭を眺められるバスルームが欲しいなどの要望を書いておくと、考慮された間取りプランをもらうことが出来ます。
入力は簡単3分で無料オンラインで複数のハウスメーカーへの一括見積りが可能です。お仕事や家事、子育てに忙しい方々でも自宅で簡単に申込みが出来ます。
モデルハウスや完成見学会を訪れる前に事前に複数のハウスメーカーの情報収集を十分に行っておいてから、ハウスメーカーとの商談に臨みましょう。

しっかり準備してからハウスメーカーに行けますね。
タウンライフから得られる資料はどのようなものでしょうか?
タウンライフへ資料請求を申し込みすることで、届く資料は以下になります。
- 希望の間取りプラン
- 資金計画資料
- 希望の間取りを考慮した土地情報
- ハウスメーカーのカタログ資料
例えば、間取りについては以下のような提案資料がもらえます。
参照元:タウンライフ家づくり
ハウスメーカーのカタログは、希望の間取りや土地情報、建てたいエリアにより施工が可能なハウスメーカーがリストアップされ、希望するハウスメーカーにチェックをすることでカタログの請求が可能です。
また、まとめて請求を行うことも可能です。
参照元:タウンライフ家づくり
タウンライフとはどのような会社でしょうか?
参照元:タウンライフ家づくり
住まい情報と言えば、SUUMOやat home(アットホーム)、ホームズが有名かと思います。
「タウンライフ家づくり」はタウンライフ株式会社が運営しており、不動産関連の複数サイトを10年以上運営している会社です。
タウンライフのサービスは累計30万人以上が利用している、人気のある無料でカタログ情報を請求できる住宅サイトです。
住宅関係のサイト利用者アンケートにおいても注文住宅部門において3冠を達成しています。
またタウンライフは全国960社以上、大手ハウスメーカー35社以上と提携しており、入力された情報から、間取りプランを提案出来るハウスメーカーを検索して選択することが出来ます。
マイホームは高額な買い物で、先に資料請求すればどのような準備が必要であるとか、間取りについても様々なアイデアを先に考えておくことが出来て、本格的にマイホームを考えるときに役に立ちます。
まだ先と思っていても、カタログを眺めて将来のマイホームを考えるのも楽しいものです。
今ですと、申込者全員に「成功する家づくり7つの法則」がプレゼントされます。
マイホームを考える一歩目にタウンライフ家づくりは役立ちます。
- 壁部分に透明な面材を用いることで、視線を先まで通すことが出来て、目線としては広いと捉える空間を形成することが出来ました。
- ひとつの部屋に複数の役割を持たせることで、各部屋を有効活用出来るようにしました。
その方法として、透明な面材や可動式の壁を用いました。
- 積水ハウスのユニバーサルフレーム・システムにより柱や耐力壁を適宜配置出来ることにより、間取りの融通が利きます。
結果として広い窓を配置することが出来、広い空間を演出することが出来ました。