建方工事では建物の骨格となる鉄骨柱や外壁、屋根の野地板が施工されました。これからの『木工事』では、内部の居住空間を形成するための工事、外装の部材の境界部分の作業が行われました。
木工事1~3(床・壁の形成)
今回の作業は壁の断熱材や吸音材、シーリングのように完成した建物では見えない、目立たない箇所ですが各ハウスメーカーの住宅建築において特徴が現れる工程です。住宅の耐久性や快適性はこのような工程で差が出ます。
こちらの頁では、木工事の建物内部が形成される工事をご紹介します。
下の図は、私たちの敷地の木工事が行われた際の1階と2階の様子(外壁と耐力壁などが付いている部分が示されています)です。
「木工事〇」は各工程で紹介している箇所を示しています。
木工事1 1階の床組みと外壁パネル間のシーリング
建方工事5から1週間が経過し、積水ハウスの現場監督さんと進捗状況について確認しました。
内装の工事の始まりとして床組みの作業が行われていました。
木工事1-1 リビング等の床組み
先週置いてあった部材を用いて床組みが行われました。
床組みは鋼製束の上に大引きを組み、その上に断熱材、根太の付いている床板を載せました。
木工事1-2 キッチン付近の床組み
キッチン、勝手口付近は鋼製束の上に大引きが載せられて、この後断熱材付きの床材が敷かれる前の状態になっていました。
木工事1-3 外壁パネル間のシーリングの様子
外壁パネル間の目地部分のシーリングが行われました。目地幅、バックアップ材の深さ等を確認してシーリング材が充填されました。外壁に合った色(写真部分の色はダークウォーム)が使用されています。
木工事2 屋根瓦作業と壁の断熱材の取付け
木工事1から1週間が経過し、積水ハウスの現場監督さんと進捗状況について確認しました。
外装では屋根瓦の取付けが行われ、内装では断熱材が取付けられていました。
木工事2-1 屋根瓦の運び込み
屋根部分はアスファルトルーフィング敷き、コーナー部の施工、瓦を固定する瓦棒の設置が終わったので、瓦を屋根に上げていました。
積水ハウスの場合、全て屋根瓦はビスとクリップで固定されます。強風においても瓦が飛ばないように施工されています。
木工事2-2 リビング・ダイニング・キッチンの内装の様子
この段階で1階の床組みは、ほとんど終わりました。また、壁の断熱材、天井の吸音材も、ほとんどの箇所で取り付けられました。
壁の断熱材は、内側に防湿フィルム+防湿シートになるように設置されています。これにより室内からくる湿気は外に出され、外側の湿気は室内に入れないようになります。 断熱材の室外側は透湿性の有孔フィルムを施し、断熱材についても湿気対策をしています。
木工事2-3 子供部屋・主寝室内装の様子
床組み、壁・天井の断熱材が取り付けられました。
2階についても壁と天井に断熱材が施されました。2階の床材下に床下地ALCがあり、1階天井の吸音材と合わせて、遮音効果を発揮します。
木工事3 石こうボート貼付けと各部屋の形成
外装の作業はほぼ終わりました。
内装は断熱材から石こうボートの貼付けが行われてきて、各部屋ごとの仕切りや壁補強が始まりました。
木工事3-1 飛散防止ネットの取り外し-外観
外を覆っていた飛散防止ネットが取り除かれ、建物の外観が見えるようになりました。
外壁はホワイト、ダークウォームの2色で、屋根はグリーンです。(写真はダインパネル外壁 ホワイトの部分です。)
木工事3-2 リビング・サロンの様子
リビング・サロン側も断熱材が取り付けられ、防湿フィルム面が見えています。サッシ回りにも断熱材が敷き詰められ、防湿フィルムで覆われ、窓枠が取り付けられました。
木工事3-3 ダイニング・キッチンの様子
ダイニングとキッチンの壁・天井の石膏ボード貼りが始まりました。
キッチン部分の石膏ボードの色が異なるのは、防火対策用の石膏ボードのためです。
木工事3-4 主寝室・WICの様子
WICのほうから主寝室の方へ壁と天井に石膏ボード貼りが行われています。子供部屋のクローゼットの下地の補強として鋼材が設けられています。
木工事3-5 子供部屋クローゼットの壁補強
子供部屋のクローゼットには、下地に補強として縦横方向に鋼材が設けられました。合板を貼るための下支えが必要とのことです。
耐震性のためではないそうです。
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- 床組みが行われ、外壁パネル間のシーリングが行われました
- 瓦が屋根に上げられて取り付けられ、壁の断熱材、天井の吸音材が取り付けられました
- 飛散防止ネットが取除かれ外観が見えてきました
- 防湿フィルムの上から石こうボードが貼られました