基礎工事の完了後、建方工事として建物の組上げ作業が行われました。積水ハウスのような住宅建築のメーカーでは建方工事という工程で建物のおおよそを組上げてしまいます。

建方工事1~3(建物の組上げ)

 積水ハウスの場合、工場で造られた住宅部材を組み立てる順番に運び込み、クレーンで運び上げながら組み立てていくので、建物の外観のほとんどは数日で組みあがっていきます。
 こちらの頁では、建方工事の1階から屋根部分までの組み上がりの様子をご紹介します。
 下の図は、私たちの敷地の建方工事が行われた際の様子(布基礎のコンクリート打設されて外壁と耐力壁などが付いている部分が示されています)です。

20210306建方工事1の敷地の図面02

建方工事1 1階の組み立て

 図面通りに工場で作製した鉄骨、耐力壁フレーム、ダインコンクリート外壁パネルが運び込まれました。
 使用する鉄骨や外壁パネルは、搬送中に傷つかないように十分に養生されていました。部材は搬送するトラックのサイズに合わせて「ひとかたまり」になっており、邸名と番号が書かれていました。
 耐力壁フレームや独立柱が運ばれて取り付けられて、2階床梁を吊り上げて組み合わせていきます。
 その後、ダインコンクリート外壁パネルを取り付けていきます。この日は1階と2階中心部分の独立柱を取り付けるところまで行いました。玄関横の地窓が少し大きい?ような気がしますが、まだ1階しか建っていないからそう感じるのかな、とも思っています。

20210303建方工事3-1-1F外枠組上げの写真01

建方工事2 2階の組み立て

 前日に続き、2階部分の組み立てが行われました。1階と同様に外壁や柱、耐力壁フレームと小屋梁をクレーンで吊り上げて組立てていきます。

建方工事2-1 ダインコンクリートの組み立て

 ダインコンクリート外壁パネルについても隣宅側から取り付けられていきます。上下の方向を合わせておいて、クレーンでダインコンクリートパネルが吊り上げられます。取付けるところで作業の方が待っていて、位置を合わせてはめ込んでクレーンから外します。
 外壁は、白(ダインウォール:ダイス柄 ホワイト4-JG)とこげ茶(ダインウォール:ダイス柄 ダークウォーム4-JG)の2色です。
 建物の形状が単純な矩形だと、折り返す箇所がないので収まりが悪いとのことでしたが、幸いにも折り返す箇所が出来たので2色にすることが出来ました。
 この日は2階上の梁まで取り付けました。

20210305建方工事4-1-2F外枠組上げの写真01

建方工事2-2 屋根の組み立て

 2階内部の鉄骨、耐力壁、屋根をかけるところの鉄骨が入っています。屋根部分の組み立てが行われました。
 屋根を支える鉄骨の登り梁、隅木梁、屋根トラスを順番に組立てていきます。屋根の形状は切妻形状のため、屋根が架からない箇所はダインコンクリートパネルが取り付けられます。

20210305建方工事4-2-2F屋根組上げの写真01

建方工事3 工事より1週間経過した様子

 建方工事から1週間が経過しました。この日は積水ハウスの現場監督さんと一緒に中に入って進捗状況を確認しました。

建方工事3-1 外観の様子

 まず外観を見回りました。ダインコンクリートパネルは全てが付いて、バルコニーも出来てきました。屋根には野地板も取り付けられて、一応カタチになってきました。
 建物の周りにはこの段階で、足場が組み立てられ飛散防止ネットで覆われます。

20210305建方工事5-1-工事1週間経過の外観の写真01

建方工事3-2 1階の様子 ダイレクトジョイント

 1階玄関から見渡した建物内部の様子です。設計図通りに耐力壁フレームが配置されています。
 一般的な木造住宅では柱と基礎の間に土台を設けますが、積水ハウスは土台部分はなく、基礎のアンカーボルトと鉄骨柱を直接緊結する「ダイレクトジョイント」で緊結しています。これは精度の高い基礎施工により成せるシゴトです。このあたりが積水ハウスの工業化住宅の強みです。

20210305建方工事5-2-工事1週間経過の1階内部の写真01

建方工事3-3 ダインコンクリートパネル

 ダインコンクリートパネルは外壁取付金具で取り付けられています。
 外壁パネルは「ロッキング工法」という、普段はしっかり固定されていて、地震時には建物の変形に合わせて回転運動してひび割れや脱落を防止するように設置されています。
 建物内のブルーシートのところに水が溜まっていました。鉄骨には十分な防錆塗装がされているので、問題ないとのことです。
 ただ、2階床には吸湿しやすいALCが既についているので、 僅かでも蒸発すればALCが吸収するのでは・・・と少し心配になります。これは「ALCを十分に乾燥させてから床貼り作業を進めていきます。」とのことでした。

20210305建方工事5-3-工事1週間経過の耐力壁の写真01

建方工事3-4 2階の様子

 2階についても同様に鉄骨、耐力壁が配置され、ダインコンクリートパネルが取り付けられています。これから取り付けるバルコニーや屋根に使う部材が置いてあります。
 床はALC(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)が敷かれています。足音や衝撃音が伝わりにくいように設置されています。ALCは吸湿性であるので、ビニールシートで養生してあります。

20210305建方工事5-4-工事1週間経過の2階の写真01

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建方工事 建物の大枠完成までの工事前半のポイントは何か?のまとめ
  1. 工場で作製された住宅部材が運び込まれ、クレーンで持ち上げられ組み立てられました
  2. 3日間のクレーン作業で外観はカタチになり、足場と飛散防止ネットで覆われました
  3. 基礎のアンカーボルトと鉄骨柱が直接緊結されました。精度よく造られています
  4. ダインコンクリートパネルはマンションと類似のロッキング工法により取り付けられています