前節「住みたい地域を見つける」では、住むのに適した地域を探す方法について考えました。
この頁では具体的な土地を探すことを考えます。住むのに適した土地を探すのに必要なことは何でしょうか。
土地探しに必要なことは多くの情報を集めること
「土地を探す」といっても取引されている敷地は様々です。
- 既に住宅が軒を並べている通りにある更地
- 畑の真ん中の土地を住宅が建てられている区域として紹介される
- 郊外の丘陵地を住宅用地に分譲している土地/span>
ひとつとして同じものはなく「南向きだから+○万円」「角地だから+○万円」など一様に決まるものではありません。
- 敷地固有の条件 ・・・ 大きさ、道路面、角地など
- その地域の条件 ・・・ 近隣への利便性、高度、地質、人気度など
様々な条件により地価は決められています。
敷地固有の条件の傾向、地域の地価の傾向を少ない情報で把握するのは難しいです。物件情報を多く集めることでより正確に把握することが出来ます。
具体的な候補地を見つける方法
住みたい地域を選択した後は、具体的な候補地を探します。
探す方法としては、以下の方法があります。
不動産会社
売買を希望する土地の情報は不動産業者に集まります。それぞれの業者で別々の情報を持っているので、出来るだけ多くの業者さんに声をかけておくのが良いでしょう。
不動産業者には大手と地元の業者があります。それぞれに特徴があります。
- 大手の不動産会社は多くの物件情報、幅広いエリアの情報を持っている
- 地域に密着した不動産会社は地元の知られていない土地を教えてくれたり、昔の地形など「土地の履歴」を知っている
これらを調べることで、検討されている更地の強度を推測することが出来ます。
ハウスメーカー
家は土地の上に建てます。なので土地と建物セットで扱われていることが意外に多いです。いわゆる、積水ハウス等のハウスメーカーによる「建築条件付」という土地です。
- 良物件の空き地で「建築条件付き」の土地もあるので、建物についても同時に検討しておく
- 地域に密着した不動産会社は地元の知られていない土地を教えてくれたり、昔の地形など「土地の履歴」を知っている
など。掛かる経費も算出することが出来ます。
インターネット
私たちが土地を探している頃は紹介物件は少なかったですが、現在では多くの土地情報が紹介されています。
- 興味がある地域の物件情報をより多く、お手軽に入手出来る※土地探しに役に立つサイトは「土地情報を提供しているサイト」にてご紹介します。
不動産会社やハウスメーカーはそれぞれ訪問して担当者と面会して世間話をして、愛想笑いをしてお茶を頂いて「ありがとうございます」して・・・
と時間を要しますがインターネットはそれらはなく、必要な地域の情報を次々に入手することが出来ます。
マイホームの購入において土地の購入は最も重要です。それは土地は同じものがない唯一のものだからです。
みなさんの希望に合った土地はいつ現れるか分かりません。ただ、住みたい地域において有力な土地が見つかったとき、高額なのか適正な価格であるのかを判断しなければなりません。
そのときのためにより多くの情報を収集して、評価基準を定めておく必要があります。
多くの情報を容易に得られるインターネットは、現在では土地探しには欠かせないツールです。
- 取引される土地の価格は様々な要因により決定される。多くの情報を集めることで正確に把握出来る
- 土地の情報は、不動産業者、ハウスメーカー、インターネットから入手出来る。一つとして同じものはないので良い物件は早い者勝ち
- 多くの物件情報を、様々な角度から比較検討する。これだと思う物件が出る前に重視する条件、判断材料を明確にしておく