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前頁「敷地を調査する(土地情報より(1))」では、土地計画法、用途地域、建ぺい率や容積率など、法律や規制によって決められている事柄についてご紹介しました。
今回は方角や接道状況など土地の基本的な条件や付帯条件について、前回同様に土地情報を参考にご紹介します。
土地の様々な条件
今回も前回と同じ物件情報を示し、赤字の項目について詳細に説明します。
下の広告は、ある敷地の土地情報です(実際の土地はありません)。
土地情報には様々な情報が書かれています。このページでは広告の赤丸数字の項目について説明します。
⑯ 方角

敷地に建物をどのように配置するかは様々な要素が関係しますが、特に「敷地がどの方角に道路が接地しているか」が影響します。
接地している道路の方角により、建物、駐車場、玄関、主庭の配置は異なってきます。
詳しくは「方角と建物の配置の基本」を参照ください。
⑰ 接道状況

建物を建てられる敷地は道路に接している必要があります。
その道路の幅や向かい側の状況により敷地に建てる建物の位置や大きさに影響があります。
詳しくは「道路と建物のあいだにある「きまり」」を参照ください。
⑱ 土地形状

不向きと言われている敷地でも敷地の特性や建物のデザイン次第では住みよいマイホームになります。
旗竿敷地を検討されている方はメリット・デメリットを十分に考える必要があります。
詳しくは「悪条件を生かす」、「旗竿状の土地について」を参照ください。
方角と建物の配置の基本
敷地に建物をどのように配置するかについては、以下のような敷地の条件によって決まってきます。
- ①形状(四角、不定形)
- ②方位(南向き、北向き、東南向きなど)
- ③周辺環境(隣宅の建物の配置など)
- ④接道状況
- ⑤高低差、傾斜
これらによって決まりますが、特に重要なのは敷地がどの方角に道路が接地しているかにより、家の配置は決まってきます。
一般的に家は敷地の北側に寄せて南側に庭を配置します。また、家を東西に長くすることで多くの部屋への採光を高めるようにします。
南側道路に面した土地

南側に道路がある場合、建物は北側に寄せて駐車場、玄関、主庭を南側へ配置します。
駐車場の配置によっては玄関までのアプローチを長くする必要があり、主庭が広く取れなくなります。
道路から家を除かれないように植栽や門塀などによる工夫が必要です。
北側道路に面した土地

北側に道路がある場合、建物は出来るだけ北側へ寄せたいですが駐車場と玄関も北側へ配置する必要があり、アプローチの工夫が必要です。
南側に主庭を配置します。道路から除かれる配慮は不要ですが、隣宅の窓の高さを考慮して目隠しとなる植栽を配置します。
東(西)側道路に面した土地

東(西)側に道路がある場合、建物は北側へ寄せて南の道路側へ駐車場を配置します。玄関とアプローチも道路側へ配置するので建物を東西へ広く配置することは制限されます。
南側に主庭を配置します。隣宅の窓の高さを考慮して目隠しとなる植栽を配置します。道路から除かれる配慮は南側道路よりは少ないですが植栽などで多少の配慮が必要になります。
建物を考えてみる
希望の土地の上に家を建ててもらい『家づくりの創造』を膨らませましょう。
土地と建物の両方を検討している場合は家を建てるパートナーに土地の条件を提示して、どのような家を『予算内で』建てられるのかプレゼンをしてもらいます。
とのような建物が出来るのか、設計も大事ですが予算も重要です。見積りの精度が悪いと思わぬ追加予算がかかり、返済額の負担が大きくなってしまいます。
その意味でも合見積りを取り、詳細を見合わせて比較することも大事なことです。
悪条件を生かす
一般的に不向きと言える条件でも、建物のデザインでカバーすることも出来ます。
建物内への採光、植栽の生長に影響。
↓
建物を吹抜けにして天窓を大きくとる。
↓
屋内に多くの採光を取り入れられる。
植栽は日照の影響が小さい樹木を選択する。
南面道路の土地は通行者の視線が気になる。
↓
北面道路の土地にとって、南側のガーデンスペースは「プライベートガーデン」になる。
建物のデザイン、外構の工夫をすることでデメリットは解消できる。
最初から条件の悪い土地を探すことはありませんが、地域や土地のいくつかの条件を満たし、「住みたい土地」「ご縁のある土地」を見つけられたら施工業者にプレゼンをしてもらい、デメリットになる問題点を解消出来ないか模索することも一つの方法です。
そういった試行錯誤をいくつかの土地で繰り返していくことにより
- 自分たちが必要な土地の条件
- 自分たちが望む建物の条件
- デメリットになる条件の解消方法
- どのようなことがデメリットになりえるのか
などが分かってくるでしょう。
道路と建物のあいだにある『きまり』
接道義務
建築基準法では、建築物の敷地として以下のようなきまりがあります。
- 接道義務
- 少なくとも2m以上、幅員(道路の幅のこと)4m以上の道路に接していること
上記は幅員4m以上の道路に接しているので建物を建てられる敷地です。
上記は接している道路が幅員4m以下なので「建物を建てられる敷地」に該当しません。
上記は幅員4m以上の道路に2m以上接しているので、建物を建てられる敷地です。
2項道路
しかし実際の道路は幅員4m未満も多く、このままでは建物を建てられない敷地が多く存在してしまいます。
このため建築基準法では、接道義務が施行された時点で既に建物が建ち並んでいた幅員4m未満の道路でも特定行政庁が指定したものについては、建築基準法上の道路として扱うことにしています。
これを2項道路(みなし道路)といいます。
2項道路に面する敷地では、道路の中心線から2m後退した線を道路と敷地の境界線として取り扱います。
つまり、自分の敷地であっても道路の中心線から2m以内の部分は敷地面積に入れずに建ぺい率や容積率の計算を行います(これを「セットバック」といいます)。
上記の敷地はセットバック部分を道路と敷地の境界線とすることで、建物を建てられる敷地となります。
道路の反対側に道路が形成出来ない場合は(崖や線路、河川など)、反対側へ道路を拡げることが出来ませんので道路の反対側から4mの位置が道路と敷地の境界線となります。
上記の敷地は道路の反対側から道路幅を確保することで、建物を建てられる敷地となります。
接道条件により、敷地において建物を建てられる箇所が制限されたり、建物の大きさの制限が変わることがあります。
(なにより、自分の敷地であっても「道路」としなければならないことも。)
土地選びの際には接道条件は確実に確認しておきましょう。
旗竿状の土地について
道路から狭い路地のみでつながった敷地は「旗竿敷地」「路地状敷地」と呼ばれています。このような敷地についても、路地部分が2m以上の幅で幅員4m以上の道路と接していることが求められます。
旗竿敷地は道路から奥まった位置に敷地があることから、静かな環境を作り出すことが出来ます。
一方で、四方を住宅に隣接することや駐車スペースが適切に取れない等のデメリットもあり、このような敷地を選ぶ際は、十分に検討する必要があります。
また、路地の長さについては建築基準法上の規定はありませんが、自治体の条例などで規制している場合があります。
東京都では路地の長さは20mまでとし、それを超える場合は道路に3m以上接していなければならないとしています。
旗竿敷地については、建物の用途や延床面積などについても規制を受けることがあり、事前の十分な調査が必要です。
角地の土地の「隅切り」
2本の道路が交差する角地はクルマが曲がりやすいように、角部分を道路に提供する「隅切り」の義務があります。
「隅切り」が必要なのは、幅6m未満の2本の道路が角度120度未満で交差する場合、底辺(斜めの部分)2mの二等辺三角形の敷地を道路として提供することが求められます。
(隅切りをした場合は、容積率を10%上乗せ出来ます)。
あなたにとって満足できるマイホームを手に入れる方法とは?
マイホームを建てる機会は一生に一度と言われています。
ただ、マイホームを建てて実際に住んでみると様々なところで後悔することがあります。
- もっといろいろなハウスメーカーを調べてから、建てたほうがよかった
- マイホームを建てるのに時間がなくて、細かい点まで十分な検討が出来なかった
- 間取りをじっくり考えて、将来的にも使いやすいマイホームにすべきだった
- 土地から探しており、土地と建物の両方を検討していて充分な検討が出来なかった

情報を集めるのに多くの時間がかかってしまい、充分に検討する時間がなくなってしまいますね。
納得のいく家は三度建てないと出来ないと言われていますので、完璧な家を建てることは難しいかもしれません。
でもその後悔を出来るだけ少なく、理想のマイホーム建てる方法を知っていますか?
それには、
- ハウスメーカーを訪問して理想の間取りを検討する
- ハウスメーカーに希望の間取りと設備でプラン、見積りを提案してもらう
- ハウスメーカーと交渉を行い、理想のマイホームのプラン・見積りを得て、契約する
上記のことを、複数のハウスメーカーで進めていく必要があります・・・

理想のマイホームって大変ですね・・・
複数のハウスメーカーから簡単にプランと見積りをもらう方法とは?
複数のハウスメーカーから希望の間取りでプランと見積りもらうことは分かりましたが、そのために毎週末にモデルハウスを訪れて各ハウスメーカーと交渉をしていたら、時間がいくらあっても足りません。
私たちはかつて、カタログや間取りプランを住宅会社を1社ずつ回って集めていましたが、現在はインターネットでまとめて集めることが出来ます。
それがタウンライフ家づくりのサイトになります。
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このサイトではマイホームの希望の間取りや土地の情報を入力して、問い合わせをするハウスメーカーを選択することで、そのハウスメーカーから希望の間取りプランやカタログを送付してもらうことが出来ます。
週末にモデルハウスをはしごして訪れることなく簡単に多くの情報を得ることが出来ます。
得られるハウスメーカーの資料や間取りプランをじっくり検討して、そこからさらにより細かい箇所を考えていくことが出来ます。
具体的にマイホームの検討を始めている方はもちろんのこと、マイホームはまだ先でどんな感じか知りたい方にとっても検討するためのたたき台としてとても有効だと思います。

簡単に複数のハウスメーカーの資料を集められるのは得策ですね。
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タウンライフの入力の方法はどのような感じかというと・・・
このサイトで入力する主な内容としては、
- 階数や間取り、家のこだわりなど選択
- 建設予定地の有無や土地のサイズ、建てたいエリアなどを選択
- 間取りプラン、ハウスメーカーのカタログの送付先情報を入力
- 希望するハウスメーカーの間取りプラン、カタログを選択
私も見積もり・間取りプラン作成スタートから入力してみましたが、選択式で進んでいくのでとても簡単でした(下記は、「家のこだわり」の選択肢の画面です)。
ご希望の間取りプランを具体的に入力する箇所もあるので、そこに例えば日が射して、中庭を眺められるバスルームが欲しいなどの要望を書いておくと、考慮された間取りプランをもらうことが出来ます。
入力は簡単3分で無料オンラインで複数のハウスメーカーへの一括見積りが可能です。お仕事や家事、子育てに忙しい方々でも自宅で簡単に申込みが出来ます。
モデルハウスや完成見学会を訪れる前に事前に複数のハウスメーカーの情報収集を十分に行っておいてから、ハウスメーカーとの商談に臨みましょう。

しっかり準備してからハウスメーカーに行けますね。
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タウンライフから得られる資料はどのようなものでしょうか?
タウンライフへ資料請求を申し込みすることで、届く資料は以下になります。
- 希望の間取りプラン
- 資金計画資料
- 希望の間取りを考慮した土地情報
- ハウスメーカーのカタログ資料
例えば、間取りについては以下のような提案資料がもらえます。
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ハウスメーカーのカタログは、希望の間取りや土地情報、建てたいエリアにより施工が可能なハウスメーカーがリストアップされ、希望するハウスメーカーにチェックをすることでカタログの請求が可能です。
また、まとめて請求を行うことも可能です。
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タウンライフとはどのような会社でしょうか?
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住まい情報と言えば、SUUMOやat home(アットホーム)、ホームズが有名かと思います。
「タウンライフ家づくり」はタウンライフ株式会社が運営しており、不動産関連の複数サイトを10年以上運営している会社です。
タウンライフのサービスは累計30万人以上が利用している、人気のある無料でカタログ情報を請求できる住宅サイトです。
住宅関係のサイト利用者アンケートにおいても注文住宅部門において3冠を達成しています。
またタウンライフは全国960社以上、大手ハウスメーカー35社以上と提携しており、入力された情報から、間取りプランを提案出来るハウスメーカーを検索して選択することが出来ます。
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マイホームは高額な買い物で、先に資料請求すればどのような準備が必要であるとか、間取りについても様々なアイデアを先に考えておくことが出来て、本格的にマイホームを考えるときに役に立ちます。
まだ先と思っていても、カタログを眺めて将来のマイホームを考えるのも楽しいものです。
今ですと、申込者全員に「成功する家づくり7つの法則」がプレゼントされます。
マイホームを考える一歩目にタウンライフ家づくりは役立ちます。
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- 希望の条件を全て満たす土地は見つからないし、高額の場合が多い。方角、面積、地価・・・何を優先するか考えておく
- 検討中の土地にどのような建物が建てられるか、設計、予算を満たすのか、合い見積もりをとって比較検討しておく
- 不向きの条件の土地も、建物のデザイン、外構の工夫で解消出来ることもある。検討を繰り返すことで、「自分たちが望む条件」が明確になってくる
- 建築基準法を遵守して建物を建てるので、ひと通りの規則は把握しておく
- 地域のルールもあるので、十分に調査をすること