住みたい地域を見つけるためにまず大切なことは、あなたにとって「居心地の良い空間とは何か」を知ることです。
後に生活利便性や自然環境の充実性も述べますが「なんとなく居心地が良い」という感覚が長く生活する上では大事ではないでしょうか。
居心地良くさせる環境は何か、どのように見つけるのか、ということをご紹介します。
欠かせない事柄を知る
- 子供の頃に住んでいた実家
- 学生時代に過ごした下宿先
- 就職のために移り住んだアパート・・・
住んでいた土地の周辺にはどのような特徴があり、どこに出かけていたでしょうか。
- 歩いて5分以内に公園がある
- スーパーやコンビニエンスストアが必ず近くにある
- 学校・通勤帰りに立ち寄る喫茶店・ファストフード店がある
- お気に入りの図書館や本屋を選んで出かける
成長とともに行動範囲が広がり趣味・嗜好は変わりますが、自分にとって欠かせない事柄があります。それはこれまでよく出かけ過ごしてきた所を知ることで分かります。その具体的な方法は地図にマッピングをすることです。
住んでいた土地の周辺の地図を広げて、よく出かけていたところに印をつけていきます。
自宅、学校、公園、ゲームセンター、スーパーマーケット、本屋、コンビニエンスストア、定食屋、ファストフード店、ガソリンスタンド等。
行動範囲が広がった段階(小学生、高校生、社会人)で印に色分けをします。これにより自分の行動パターンを理解することが出来ます。
- ピンが一箇所に集中する人
- 特定の沿線や道路に密集する人
- いくつかのターミナルに分かれて集中する人
- ピンが分散して行動範囲が広い人
この行動パターンを理解しておくことでどういった地域の土地が自分に適しているかを知ることが出来ます。
- 自宅は職場から近い方がいいのか、遠い方がいいのか
- 買い物は自宅に近いところがいいのか
- 気晴らしするところは、自宅から離れている方がいいのか
どの地域が適しているか、住みたい街であるかを知る手がかりになります。
あなたのサードプレイス
前項で印をつけたところは3つに分けることが出来ます。
- ファーストプレイス・・・自宅(生活を営む場所)
- セカンドプレイス・・・学校、職場(最も多くの時間を過ごす場所)
- サードプレイス・・・居心地の良い場所
サードプレイスとは、自宅や職場とは隔離された心地の良い第3の居場所のことです。
アメリカの社会学者レイ・オルデンバーグは、著書『ザ・グレート・グッド・プレイス』で、サード・プレイスを以下のように定義づけています。
“サード・プレイス”はコミュニティライフの“アンカー”ともなるべきところで、より創造的な交流が生まれる場所。
あらゆる社会は既に非公式の出会いの場所を備えていて、意図的に、現在の社会的ニーズに重要なそれらを追及している。 オルデンバーグは、以下のような場所を真のサード・プレイスの特徴を備えているという。
- 無料あるいは安い
- 食事や飲料が提供されている
- アクセスがしやすい、歩いていけるような場所
- 習慣的に集まってくる
- フレンドリーで心地良い
- 古い友人も新しい友人も見つかるようなところ
引用元: Wikipedia サードプレイス より
レイ・オルデンバーグによるサードプレイスの定義には、より詳細な定義付けがありますがこちらのホームページでは
会話を楽しむ目的でなくても、家庭と職場とも違う居心地の良い行きつけの場所
とします。
現代社会においてサードプレイスは重要な場所であると論じられていますが、自宅と職場の往復のみではストレスが溜まるので気分転換にリラックスする場所が必要であるということは誰もが行っていることでしょう。
前項で印をつけた「サードプレイス」の場所が
- どのような場所なのか
- ファーストプレイス(自宅)とセカンドプレイス(職場・学校)から、どのくらいの位置にあるのか
を把握しておくことも、あなたの心地よい居場所を決めるひとつの要素となることでしょう。
検討している地域でマッピング
今度は検討している敷地が載っている地域の地図を広げて将来の生活の履歴書を作ります。
まずはファーストプレイスとして、検討している敷地に印をつけます。次にセカンドプレイスとして、自分・パートナーの職場、子供の学校・幼稚園に印をつけます。
その後に、あなたと家族のサードプレイス(カフェ、書店、スポーツジム・・・)に印をつけます。
検討している敷地は、セカンドプレイス、サードプレイスと前項でマッピングした自分の行動パターンから導き出される住みたい街になりえるでしょうか・・・?
全てを完全に満たす敷地を得ることは難しいです。しかし、これらを考慮した土地探しをすれば、選んだ土地・地域は居心地の良い場所になるでしょう。
土地を探しながら希望の住宅会社でマイホームの間取りを考える
住宅を建てる敷地は一点モノで、同じ土地はありません。
敷地と同時にその土地に建てる住宅も同時に検討する必要があり、家づくりでは多くの情報を集める必要があります。
私たちは不動産屋さんで土地の情報収集をして、住宅会社を1社ずつ回ってカタログや間取りプランを集めていましたが、現在はネットでまとめて集めることが出来ます。
それがタウンライフ家づくりのサイトになります。
「唯一の土地」を見つける目を養う
土地の様々な条件である大きさや接道状況、高度、地域についての条件である、利便性や周辺状況、近隣の様子など、
私たちにはどのような土地が適しているのか、多くの土地を比較して最適な敷地に突然出会ったときにすぐに決められる判断も必要となります。
理由は、人気の土地はすぐに売れてしまうからです。
また敷地と同時に、その土地に建てる住宅も同時に検討する必要があります。
- 敷地の条件に適した住宅はどのようなサイズで形状であるのか
- 検討している住宅会社でその要望の住宅は建てられるのか
- 土地と住宅と含めての資金計画はどのようなものか
それらを同時に入手できるので、とても有効な手段だと思います。
土地情報と希望の住宅の間取りプランを入手するための入力する内容は
このサイトで入力する主な内容としては、
- 検討している地域、土地の広さ、法令調査の希望
- 希望している建物の大きさ
- 希望の住宅会社
私も「家づくり計画書の作成依頼スタート」から入力してみましたが、選択式で進んでいくのでとても簡単でした。
希望の土地情報と住宅会社から情報を得られるので、とても有効な手段だと思いました。
- これまでの生活を振り返り、自分の行動パターンを理解することで、自分に適している土地を知ることが出来る
- あなたにとってのサードプレイス(居心地の良い第三の居場所)はどのような場所であるか知る
- 候補地でファーストプレイス、セカンドプレイス、サードプレイスを地図にマッピングして、居心地の良い場所になるか考える